Yua

ゆあ|「明日、私は誰かのカノジョ」フレグランス

【トップノート】
カシスやアプリコットといった、ジューシーで甘いフルーツの香りから始まります。
長い黒髪をツインテールでまとめて、地雷系ファッションに身を包んだゆあの姿を彷彿とさせる香りです。
スト缶を片手に萌に対して人懐っこく話しかけたり、「推ししか勝たん!」と言っている彼女の、屈託のない無邪気な笑顔がイメージできます。

【ミドルノート】
プラムやジャスミンの持つしっとりとした甘さに、バニラの不透明な甘さが重なります。
先程の明るいテンションが徐々に落ち着き、少し大人っぽい雰囲気と、ほんのりダークな印象の両方が感じられる香りです。
楽しくお話していたかと思えば、次の瞬間トーンダウンして病んでしまう情緒不安定な女の子、というイメージです。
ホストクラブでは過激なマイクパフォーマンスでわざと他の被りをけしかけたりする彼女の、危うい空気感も感じられます。

【ラストノート】
清々しくクリアなシダーウッドが真っ直ぐ立ち昇ります。
ネグレクトしていた父親や閉鎖的な田舎から解放されたいと願い、一人で上京を決意する彼女の、芯の強さが感じられるようです。
また、ハルヒにホストとしての至らなさを指摘し、潔く担当を降りると啖呵を切る彼女の、依存するだけではなく自分の求めるものは自分で掴み取るという、強気な一面をも思わせる香りです。

【全体的な香りの印象】
夜の歌舞伎町でもしっかりと存在感を際立たせてくれる、可愛らしさとダークな雰囲気が共存する香りです。
一人ぼっちの夜に寂しさで心が揺れても、必死に自分の道を切り開いていく彼女の姿を、是非香りで感じてみてください。