トップノートは、しなやかな甘さを持つライラックから始まります。
千切 豹馬の中性的で美しい見た目や、フィールドを走っている時にサラリと靡く髪を思わせるような、綺麗な香りです。

ミドルノートになると、微（）かな渋みを持つスパイクラベンダーが重なります。
先程の綺麗な雰囲気が落ち着いて、香りに重たさと勢いが出てくるイメージです。
右足に怪我を負い、ブルーロックへ夢を諦める理由を探しに来たと語る彼の、辛い過去を彷彿とさせるような香り立ちです。

ラストノートにかけて、疾走感のあるフルーティーシトラスが立ち昇ります。
渋みがだんだんと抜けて、どこか吹っ切れたような清々しさを覚える、軽やかな香り立ちです。
諦めずにゴールを狙い続ける潔 世一を見て、自身の中に滾り立つ思いを見つける彼が、再びピッチを全力で駆ける姿が目に浮かびます。

全体的に、涼やかに吹く風を思わせるような、爽やかで綺麗な印象のフレグランスとなっています。
もう一度夢を追いかけようと決意し、全力で駆け抜けてゆく彼の姿を、是非香りでお楽しみください。

©金城宗幸・ノ村優介・講談社／「ブルーロック」製作委員会