Seishiro Nagi

凪 誠士郎|TVアニメ『ブルーロック』

トップノートは、バニラの柔らかい甘さが、ふわふわと漂うところから始まります。
凪 誠士郎の持つゆるっとした空気感が感じられるような、まったりとした香り立ちです。
しかし、同時にひやりとしたスペアミントが重なることによって、サッカー歴わずか半年でブルーロックに招集される彼の、圧倒的な才能も感じられます。

ミドルノートになると、バイオレットの花が広がり始めます。
ふわりとした甘い香りの中に、どこか重たさが出てくるような、かに存在感を感じさせる印象です。
自身の中に眠っていた潜在能力が覚醒し、得意のトラップで相手を出し抜くプレーを見せる彼の、急激に進化してゆく姿を思わせます。

ラストノートにかけて、光が射し込むような明るさを持つヘリオトロープが重なります。
サッカーは面白いという感情と共に"悔しさ"を知った彼が、心から勝ちたいと思い戦うようになる心境の変化がイメージできます。

最初から最後まで、ひんやりと、しかしゆるりとした気配が共存するような、柔らかく甘い香りとなっています。
香りが変化を帯びる毎に、彼の成長を感じられるようなフレグランスです。