Shouei Barou

馬狼 照英|TVアニメ『ブルーロック』

トップノートは、シャープで勢いのあるライムの香りから始まります。誰にも止めることができない、唯我独尊の王様としての姿が思い浮かぶ、力強くキレのある香りです。
ほんのりとシトラス調の香りも重なり、若々しく自信家な様子も伝わってきます。

ミドルノートになると、ティーの渋みを伴って、クラリセージの冷たさが出てきます。潔 世一と同じチームで始まった3vs.3で、主役の座を奪われた馬狼 照英。彼が敗北を認め味わった絶望のように、静寂が包み込みます。
しかし、次第にシダーウッドの清々しい香りが出てきます。夢を思い出し、新たな可能性に手を伸ばす姿のような、芯のある香りが広がります。

ラストノートは、アンバーの温かさが広がります。潔 世一の実力を認める度量や、生活能力の高い彼の、人間味も伝わってきます。
ですがそこにアガーウッドの重厚な香りや、インセンスのスモーキーな香りが響き合い、獣のような“悪役”の気配が漂います。馬狼 照英にしか手に入れられない、強烈なエゴを感じさせる、ずっしりとした香りです。

馬狼 照英のフレグランスは、全体を通して力強い印象のフレグランスです。
次第に温感が上がっていき、彼が貫く帝王学と、進化する精神性が伝わる香りになっていきます。