Mitsuki

ミツキ|BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS

ミツキの香りは、夜空の闇を照らす月のように、澄んだ光を放つ香りです。

トップノートは、冷ややかな空気が漂うハーバルの香りと共に、どこか霞がかったようにミステリアスな雰囲気が重なって香ります。
サラダとチョウチョウが本当の両親について話し合っている際に、「それって悲劇のヒロイン症候群ってやつだね」と軽い口調で声を掛けてきたり、大蛇丸のアジトで目覚めて、自分が何者なのか知りたいと言っているような、彼自身も知らない真実が靄に包まれて見えてこないような不思議な香り立ちです。

ミドルノートになると、この捉えどころのない不透明な香りの中に、透明感のあるオゾンやヘリオトロープの香りが、一筋の光を差しこむように広がります。
先に作られたログと、親である大蛇丸に決断を迫られた際、「ボクの事はボク自身が決める」と自分の選択で道を切り開いていくような、新たな未来を導き出す強い決意が伝わってくるかのようです。
自身を照らす「太陽」を見出し、そして自らも闇を照らす「月光」となって答えを追い求めていくような、仲間を信じて進んで行く晴れ晴れとした横顔がイメージ出来る香りです。

ラストノートにかけて、徐々に人肌のようなぬくもりがじんわりと広がるように、ムスクやバニラの香りが甘さを纏って香り出します。
中忍試験の一次試験で、落とし穴に落ちそうになった所を助けてくれたり、仲間としてボルトやサラダと共に戦ってくれる、彼の面倒見の良さであったり優しさが感じられるような印象です。

月明かりの下で佇む彼が捉えた、己の進むべき道を灯す光で満たされるような香りです。