Rantaro Amami

天海蘭太郎|ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期

天海蘭太郎の香りは、軽やかな空気感の中にも微かに苦みと甘みが広がる、掴みどころのない香りです。

トップノートは、涼やかなクラリセージの香りと共に、きらめきを感じさせるベルガモットの香りが合わさります。
混乱した状況の中でも気さくに話しかけてくれる彼を思わせるような雰囲気で、自分がどのような「超高校級の才能」を持っているのかを知るのが楽しみだと話す飄々とした姿がイメージできる香りです。

ですが、すぐにこの軽やかな香りの中に、ジワリと滲み出すグリーンティーのほのかな渋みが、自分の才能を思い出せないと話す、彼の抱える不安を感じさせます。
同時に、不透明な甘さもやんわりと合わさります。どこか彼の放つ気だるさを思わせたり、掴もうとしてもするりと躱されてしまったりする、不思議な雰囲気の香りです。

ラストノートにかけて、アンバーの穏やかな甘さが辺りを漂い始めます。
少し家庭的な一面を感じるような、温かな空間を思わせますが、心に何か余韻を残しながら漂い続けるような独特の空気を感じさせる印象です。

ミステリアスな気配が揺蕩いながらも、どこか心地よさを抱かせる香りです。