Maki Harukawa

春川魔姫|ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期

春川魔姫の香りは、すっきりとした香りの中にも、野の花の淡い甘さがほんのりと重なる香りです。

トップノートは、研ぎ澄まされたリーフノートのキレのある香りから始まります。
愛想がなく、口数が少ない彼女のクールな姿がイメージできるようです。
「超高校級の保育士」にも関わらず「望んでもいないのに子供に好かれる」と話し、皆で協力して脱出を試みようとするときにも、「そう簡単にいくわけない」と周囲と距離を置く姿を思わせる、スッとした香り立ちです。

ミドルノートになると、彼女との間にある壁をそっと解かすように、野の花の柔らかな香りがそっと重なります。
ほのかな甘さが漂っていくため、少しずつ周りに心を開いていき、誘われて一緒に筋トレをするようになった彼女がイメージできる香りです。

ラストノートにかけて、この花の香りの中にベンゾインやムスクの温もりを感じる香りが合わさります。
学級裁判を通じて、揺れ動く心に葛藤しながらも、少しずつ成長していく彼女の姿がイメージできるようです。照れた表情も、流す涙も、全て本物だと教えてくれるような、優しさを感じさせる印象です。

小さな背中に多くの困難を背負って立つ、少女の心を彩るための香りです。