Allen Walker

アレン・ウォーカー|D.Gray-man

トップノートは、オゾンノートの透明感のある香りから始まります。
AKUMAの事や自分自身のことなど、数々の問題を一人で背負いこんでしまう彼の、儚げな雰囲気であったり繊細な心を彷彿とさせる香り立ちです。
ただ、澄んだ印象の奥にも少しかっちりとした硬さを感じるため、マナを失った悲しみから誰に対しても仮面を被って紳士的に振る舞っているような、周りと距離を取ってしまう彼の切ない一面も顔を覗かせます。

ミドルノートになると、辺りを柔らかい光が包み込むように、スノードロップの優しい香りが漂い始めます。
「AKUMAを救済するために自分は存在する」という考えが「AKUMAも人も愛し、右手で人間を、左手でAKUMAを救う」と変化し、決意を新たにした彼の優しさがじんわりと広がるイメージです。
覚醒した『神ノ道化』を左腕に宿した彼の、柔らかな微笑みが目に浮かびます。

ラストノートにかけて、クリスタルミントのクリアな印象の香りが重なります。
教団から去る際、リナリーに最後「何があっても僕はエクソシストだ 進む道は違っても それは変わらないから」と言う彼の、芯の強さを感じさせる香りです。

全体を通して、救済したいという彼の思いを感じさせる、澄んだ印象のフレグランスとなっています。
香りの変化と共にどんどん成長してゆく彼を、是非感じてください。