Komui Lee

コムイ・リー|D.Gray-man

トップノートは、キレのあるセージが立ち昇ります。シャープでありながら、ハーバルの落ち着きも感じられる香りで、イノセンス研究者としてのコムイという雰囲気です。
黒の教団の研究者として様々な発明をしながらも、コムリンやコムビタンDなどで教団のみんなを振り回すような事件を起こすコムイが目に浮かぶようです。

ここからミドルノートになると、ゼラニウムの渋みが出てきます。黒の教団の室長としてのコムイを思わせるビターな香りです。
室長としてスーマン・ダークの命よりもイノセンスの回収を決定したり、亡くなった教団関係者を家族の元には返さずこのまま消えてもらうという発言をする時のような雰囲気です。

ただ、ラストノートはアンバーの香りが出てきて、じんわりと温もりが漂います。妹や黒の教団の仲間を大切に思う気持ちが感じられるようです。
リナリーの側にいるため自ら黒の教団に入ることを決めた姿や、人体実験で亡くなった人の名前を覚えており「犠牲になったもの全部ボクが室長としてずっと背負っていくつもりだ」と語る姿を思わせる香りです。

全体的に、研究者らしい涼し気で落ち着いた印象ではありますが、お兄ちゃんらしい温かさが出てきます。
「教団上層部からエクソシストを守ると心に決めているコムイ」の姿を感じられるフレグランスです。