Kaeya

ガイア|原神

トップノートは、涼やかなエストラゴンが淡々と漂います。飄々とした、西風騎士団の頭脳派のガイアという雰囲気で、自分の祖父が海賊だったと言って旅人とパイモンを上手く誘導し、宝盗団を捕まえたりするガイアがイメージできる香りです。
そこにライムのひんやりした香りが重なり、どことなく氷属性の印象も感じられます。敵を凍り付かせる、彼の元素スキルを思わせる香りです。

ミドルノートになると、ふわっと明るいリラの花の香りに変わります。どことなく異国情緒のある香りで、白い羽がついた華やかな衣装を身に付け、褐色の肌を持ち、「異国の顔を持つ剣士」と評されるガイアという雰囲気です。

ラストノートは、オゾンの不思議な甘みが出てきます。ガイアのユーモアあふれる口調を思わせる香りです。「お前って本当にせっかちだなぁ」「大人しくしやがれ」など、人を喰ったようなセリフを口にするガイアがイメージできます。
ただそこに、フローラルムスクのソフトな印象が出てきて、その口調ゆえに分かりづらい本音が垣間見えるように香ります。ディルックの伝説任務で、旅人の助けを借りてアリバイを作ったディルックに「お前にこの『助手』がいて、俺は不思議と安心したぜ」と言うガイアが目に浮かぶようです。

全体的に、飄々としていて、冷ややかな香りとなっています。
けれど奥底にある不思議な甘みもある、印象的なフレグランスです。