Yuma Nosaka

野坂悠馬|イナズマイレブンシリーズ

野坂くんの香りは、戦術の皇帝らしい冷静さを感じさせるような、落ち着いた香りです。

トップノートは、ペパーミントやセージと言った、研ぎ澄まされたようなハーブの香りから始まります。とてもクールな印象なので、目的を達成するためには手段を選ばない一面であったり、冷静に状況判断をして的確な指示を出しているかのような、まさに「戦術の皇帝」に相応しい隙のない香りです。ただ、どことなく捉えどころの無い、不思議な印象の香りでもあるので、何を考えているのか読めないミステリアスさも感じられるかと思います。

ミドルノートになると、スミレのお花の香りで、野坂くんの落ち着いた佇まいを思わせるような、深みのある香りへと変化していきます。背中に背負う火傷跡の重みを感じさせる、彼の中に秘められた自身の存在に対する心情が伝わってくるかのようですね。西蔭くんがついて行こうと思うのも納得の、奥深い香りです。

ここからラストノートにかけて、アンバーの香りでほんのりと甘みが広がっていきます。更に奥深い印象に変化していくので、純粋にサッカーがしたいという王帝のチームメイトの想いに応える姿や、自らを蝕む病をも利用して、アレスシステムの欠落を証明する、彼の確固たる意志を感じさせるようです。

強かな表情の裏に隠された信念と、その奥底に垣間見える優しさが感じられる香りです。