Hiroto Kira

吉良ヒロト|イナズマイレブンシリーズ

吉良くんの香りは、ちょっと不良っぽいビターさのある香りの中にも、フレッシュでクリアな一面も併せ持った香りです。

トップノートは、グレープフルーツなどの柑橘系の香りの中に、プチグレンのビターな香りが重なって香ります。サッカーに対して抜群のスキルを持ち合わせていながらも、ラフプレーが多かったり、一人で敵陣へ乗り込んでいく勇ましさが感じられるような印象ですね。お父さんが自分の事を大切に思っていないと思う、彼の少し苦い想いも伺えるかもしれません。

ミドルノートになると、このビターさの中に、ウォータリーな空気感のある香りが重なるので、徐々に視界が開けていくような、クリアな印象に変化します。基山くんが負傷した際に「夢の助っ人」としてピッチに現れ、仲間とパスをつなぎ勝利を目指す中で、自分自身が本当に求めていたものに気が付き、彼の鬱屈とした思いを吹っ切った姿がイメージできる香りです。

ラストノートにかけて、ウッディ調の落ち着いた空気感が、静かに広がるように香ります。灰崎くんと似た者同士であるからこそ、反発しながらも協力プレイをしたり、また一星くんに対しても、手術代をお父さんから借りてくることを提案するような、彼のなんだかんだ分かりづらくも、意外な一面が見えてくるような印象ですね。

勢いよく香り立つ中にほろ苦さを残しつつも、どこか少年の無垢な想いが感じられる香りです。