佐久間くんの香りは、帝国学園のキャプテンらしい、クールでシャープな香りです。

トップノートは、キレのあるカルダモンの香りが、鋭さを放って香り始めます。
彼の片眼から覗く鋭い瞳や、キャプテンとして毅然と振る舞う姿がイメージできるような、ストイックで恰好いい香りです。
同時に、どこか硬さを覚える香り立ちのため、改造シューズを用いて試合に挑むという苦渋の決断を下す彼の、罪悪感を浮かべた表情を感じさせます。

ミドルノートになると、蓮の花の清らかな香りが、さらりと流れるように重なります。
雷門中との試合で、キャプテンマークを外されながらも最善の選択を導き出す彼の、試合の中で成長してゆく姿が目に浮かぶようなのびやかな香りです。鬼道くんの存在の大きさを認めながらも、それでも今の帝国のキャプテンは自分なのだと、チームを支えてゆく姿を感じさせる雰囲気です。

ラストノートでは、淡い光が辺りを包み込むように、フローラルオゾンの香りが漂います。
影山総帥の策略によりキャプテンを外されたとしても、的確な状況判断で連携シュートを決めてゆくような、活路を切り開く姿が見えてくるイメージです。

彼の持つキャプテンとしての責任感や誇りを感じさせる、「帝国の銃士」に相応しい香りです。

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