Tamiya

フレグランス名|ライチ☆光クラブ

トップノートは、硬い印象のゼラニウムがキリっと香り立ちます。そこにシトラスのすっきりとした香りが重なって、どこまでも伸びやかな香りとなっています。まさに「真実の弾丸」の名にふさわしいと思えるような香りです。
ダフとカネダと3人で『光クラブ』を作り、同級生に馬鹿にされていたニコを仲間として迎え入れる彼の、リーダーらしい雰囲気を感じられる香りです。

ここからミドルノートになると、サボンノートの香りが出てきて、爽快なせっけんの香りに変わってゆきます。まるで洗い立てのシャツのような、軽やかで、飾り気のない雰囲気です。とても清潔感のある印象で、彼の正義感を物語るようです。
ゼラの言うことは絶対だと考えている他のメンバーと異なりゼラの圧政に疑問を抱き、「自分の考えを失くしちゃ駄目だぜ」と言って攫われた女の子達に食事を与えるタミヤの姿が目に浮かぶようです。

ラストノートでは、清々しいシダーウッドの香りに変わります。信念や芯の強さを感じさせるような、凛とした印象の香りです。揺るぎのない雰囲気が高らかに立ち昇るイメージで、タミヤの真っすぐな性格が感じられます。物語の最後、ゼラに「ここは俺の”ひかりクラブ”だ」と叫んで立ち向かってゆく姿を思わせるような香りです。
それと同時に、少しだけムスクの柔らかな香りも混じります。すっきりとしつつも親しみやすい印象で、妹のタマコを大切にしているお兄ちゃんらしい雰囲気も漂う香りです。

タミヤの香りは、全体的に清々しく潔白な印象の香りで、男女ともに使いやすいフレグランスだと思います。
爽やかに吹く初夏の風のような、しなやかで心地の良いイメージをお楽しみください。