Kakashi Hatake

はたけカカシ|NARUTO-ナルト- 疾風伝

はたけカカシの香りは、ゆるさの中にもキレを感じさせる、天才忍者に相応しい香りです。

トップノートは、リーフィーグリーンやライムといった、どこか鋭さを覚える香りから始まります。
「木ノ葉隠れきっての天才忍者」と呼ばれ周囲から一目置かれる彼の、確かな実力を感じさせるようなシャープな香りです。
しかし、その鋭さと共存するようにゆるやかな空気感も感じられるので、遅刻を繰り返しては言い訳をしているような、マイペースで飄々とした姿を思わせる香り立ちです。

しばらくすると、ドライな気配を思わせるシダーウッドの香りが、力強さを伴って重なります。
旧友の死と、その時に交わした約束を胸に戦う姿を感じさせる、その瞳の奥に宿す強い覚悟が伝わってきます。忍者の世界で重要とされている任務や掟よりも仲間を大事に想い行動する彼の、少し危さも含ませた雰囲気の香りです。

ラストノートにはぬくもりを感じるムスクの香りが、余韻を残して香ります。
仲間の大切さを説く彼の、根本にある優しさが伝わるようです。
次代へ未来を繋ぐため里の復興に尽力するような、厳しくもあたたかみのある印象です。

研ぎ澄まされた気配の中に、かつてへの想いと、次代へ託す願いが垣間見える香りです。