Shikamaru Nara
奈良シカマルの香りは、飾り気のない雰囲気の奥に、知性と温かみが垣間見える香りです。
トップノートは、ナチュラルな印象のシトラスハーブから始まります。
「めんどくせぇ」が口癖で、師であるアスマに「ゆっくりと時が過ぎるのを楽しむことを知ってるジジイみたいな楽しみ方をする奴でね」と言われる彼の、気怠げな一面がイメージできる香りです。
ミドルノートになると、キレのあるスペアミントが、奥からじわりと重なります。
知能指数テストでは200点以上を取り、周囲にキレ者だと言われる彼の姿を思わせるシャープな香りです。
中忍試験でテマリと戦った際にも、冷静に状況を把握する能力があることを評価され、唯一中忍へと昇格した彼の実力も感じられます。
ラストノートにかけて、温かみのあるベンゾインが広がります。
アスマの敵を討ち、紅へ二人の間に生まれてくる子供の師となることを誓う姿や、自来也を失ったナルトに「オレたちだっていつまでもガキのままじゃいられねェ」と語り「アスマや自来也様みてーなかっけー忍になりてェならよ」と励ます彼の、思慮深い一面を思わせます。
託されしものを手に、その頭脳で未来を切り開く姿を思わせるフレグランスです。
©岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ