デイダラの香りは、彼の作り上げる芸術に対する思いを感じる、スパイシーながらもすっきりとした香りです。

トップノートは、プチグレンの力強い香りから始まります。
爆風になびく金の髪や、力強い瞳を思わるような、ギラリとした香り立ちです。
自身の芸術に絶対的な自信を持ち、他の誰もその魅力を理解できないと考えている彼の、プライドの高さを感じさせます。

ミドルノートになると、刺激的なナツメグの香りが重なります。
「芸術は爆発だ!!」と高らかに宣言し、『起爆粘土』で作った造形品を爆発させる彼の姿が目に浮かびます。

ラストノートになると、すっきりとした印象のホワイトシダーが漂い続けます。
『儚く散りゆく一瞬の美』を何よりも大切にしている彼の信念を思わせる香りです。
サスケとの戦いで「死んでオイラは芸術になる！」と告げ、自らを『最期の作品』とし自爆するような、美への一途な思いを感じさせます。

ただ一つの信念のために、全てを捧げる彼の生き様に魅せられるフレグランスです。

©岸本斉史 スコット／集英社・テレビ東京・ぴえろ