Leviathan

レヴィアタン|Obey Me!

トップノートは、ブラックペッパーなどの温感の低いスパイスの香りです。しっとりと流れるような香りで、どことなく距離感と孤独な印象を感じさせます。自分の部屋に引きこもっていて、金魚のヘンリーだけが友達だったり、自信が無くて自分の事を価値のないオタクだと自虐するレヴィアタンを思わせる香りです。

ただミドルノートでは、クスノキの静けさに、ベンゾインの柔らかい香りが重なります。だんだんと心を開く彼を感じられるような変化です。プラネタリウムで「悔しいけど、不本意だけど、認めてやってもいい」と言い、主人公と契約するレヴィアタンというイメージです。

ラストノートになると、シダーウッドの清々しい香りが出てきます。そこにベンゾインの柔らかな印象と温かさも加わって、ピュアな彼の心が見えるようです。最終的に主人公の事を大切に思うようになり、居なくならないで欲しいと伝えるレヴィアタンが感じられます。

全体的に淡々としていて、最初は距離を感じさせる香りです。
でも次第に、彼の本音の部分が見えるようになっていくフレグランスとなっています。