トップノートは、爽やかな海風を思わせる、すっきりとしたベルガモットの香りから始まります。
仲間たちと共に新しい島を見つけて目を輝かせている冒険好きな姿や、子分として傘下に加えてほしいと願うバルトロメオ達に「おれは“海賊王”になるんだよ!!!偉くなりてェわけじゃねェ!!!」と言う彼の、自由を求める等身大の姿を感じさせる香りです。

ミドルノートでは、彼の放つ頼もしさが伝わってくるかのように、ヒノキが真っ直ぐ立ち昇ります。
ＣＰ９と激しい戦闘を繰り広げてロビンを助け出す姿や、ドフラミンゴとの死闘の末勝利を収めて街に自由を取り戻すような、誰かのために戦う芯の強さを思わせる印象です。

ラストノートでは、ほのかに温感を持つアンバーの香りが、ゆるやかに広がってゆきます。
ココヤシ村でのアーロンとの戦いで、助けを求めて涙するナミに「当たり前だ!!!!!」と力強く返す姿や、船を降りようとしたサンジに「お前がいねェと…!!おれは海賊王になれねェ!!!!」と伝えたりと、仲間を大切にする彼の姿が思い起こされます。

全体的に、太陽と海風を目いっぱい浴びた彼の笑顔を思わせるような明るい香りです。
そこへじわりと温感が合わさることによって、船長としての頼りがいや、仲間を大切に想う心を感じさせるフレグランスとなっています。

©尾田栄一郎／集英社・フジテレビ・東映アニメーション