Roronoa Zoro

ロロノア・ゾロ|ONE PIECE

トップノートは、ビターレモンの渋みと共に、硬質なハーバルが重なります。
世界一の剣豪になるという野望を胸に抱く彼のストイックな姿が見えてくるようです。ミホークと戦った際に「背中の傷は剣士の恥だ」と正面を向き刃を受ける姿や、もう二度と負けないとルフィに誓う彼の、揺るがぬ信念を貫く姿を感じさせます。

ミドルノートになると、ほのかに柔らかさを伴うアーモンドフラワーがふわりと合わさります。
鷹の目の男を探すために海に出たものの迷子になったり、たしぎやナミに対して少しタジタジになってしまうような、精悍な雰囲気の中に親しみやすさを感じる香りです。
ゾロを一人で出歩かせまいとする仲間の苦労が目に浮かびます。

ラストノートでは、ぬくもりあるベンゾインの香りが静かに漂います。
ウソップが仲間を外れた際にルフィが口にした「重い…!!!!」という言葉に対し「それが船長だろ…!!!迷うな」と叱咤する姿や、バーソロミュー・くまと戦った際にルフィのダメージを背負い、瀕死になりながらも仲間の命を守り抜く、彼の味方としての頼もしさを感じる印象です。

全体を通して、ストイックな力強さを感じる、格好いい香りです。
そこへぬくもりが重なることにより、ルフィを船長として信頼し戦う姿を感じさせる、厳しくも頼りがいのあるフレグランスとなっています。