Sabo

サボ|ONE PIECE

トップノートは、グリーンフローラルの香りと共にクローブが重なります。
革命軍の参謀総長としての姿を思わせるような、キレのある香り立ちです。同時にスパイスの勢いある香りが合わさることによって、ドレスローザでメラメラの実を手に入れてエースの火拳を受け継いだ彼の、更なる強さを得た姿も感じさせます。

ミドルノートになると、清潔感のあるシダーウッドの香りがふわりと合わさります。
ゴア王国の貴族の生まれである彼を彷彿とさせるような、クリアな印象です。貴族として決められた人生に背いて自由に生きようとする姿や『不確かな物の終着点』に火を放った犯人は王族と貴族だとドラゴンに打ち明け「おれは…貴族に生まれて恥ずかしい!!!」と涙を流し訴えるような、どこまでも真っ直ぐに自分の求める道を突き進んでゆく姿もイメージできます。

ラストノートにかけて、ほんのりとバニラの甘さが漂います。
ルフィの活躍が載った新聞を読んでニヤニヤしすぎて顔がつってしまったり、幼い頃、海へ出る前に『おれ達の弟だ よろしく頼む』とエースに手紙を託す彼の、弟想いな姿を思わせます。

全体的に、キレのあるクリーンな香りが続いてゆく香りとなっています。
ただ、そこへほんのりと甘さが重なることによって、兄弟のことを大切にする、優しい彼を感じさせるフレグランスです。