Boa. Hancock

ボア・ハンコック|ONE PIECE

トップノートは、まろやかなクリーミーピーチの甘い香りから始まります。
男子禁制の女ヶ島、アマゾン・リリーの皇帝であり、世界一の美女と謳われるハンコックの、誰をも魅了してしまう程に美しい姿を思わせる香りです。
この甘さの中に少しスパイスが重なることにより、異国情緒を思わせる雰囲気や、彼女の高飛車で傍若無人な性格も感じられます。

ミドルノートになると、ジャスミンの花の可愛らしい甘さが漂います。
背中の烙印を見たルフィを処刑しようと思うものの、彼の懐の深さに惹かれて恋に落ちてしまったり、インペルダウンでルフィに「ありがとう!!」と強く抱きしめられ「これが噂に聞く………!!結婚……!!?」と勘違いしてしまう彼女の、可愛らしい一面を感じさせます。

ラストノートでは、ほのかな渋みを持つサンダルウッドの香りとバニラの香りが重なります。
『メロメロ甘風』や『芳香足』を駆使して戦う姿や、世界会議で王下七武海制度が撤廃されるも『王下七武海』になったのは強さゆえだと断言する彼女の、美貌と共に力強さを併せ持った姿を思わせます。

全体的に美しく力強い香り立ちのため『海賊女帝』と呼ばれる彼女に相応しい香りです。
しかし、色気を感じる奥にも恋する女性の姿が垣間見えるような、愛らしさも感じられるフレグランスとなっています。