Nico Robin

ニコ・ロビン|ONE PIECE

トップノートは、ウィステリアの艶やかな香りから始まります。
何を考えているのか分からないような含みのある笑みや“ハナハナの実”の能力者である彼女の、鮮やかな技がイメージできるミステリアスで美しい香りです。

ミドルノートになると、ほのかな渋みを持つシダーウッドが重なります。
オハラの滅亡で大切な人を失ったり、逃亡後わずか8歳にして7900万ベリーの懸賞金を掛けられ、たった一人で生きてきた彼女を彷彿とさせる香りです。
数々の裏切りを経験し、自身も人を裏切り盾として生きてきた彼女が「いつか私を裏切って捨てるに決まってる!!!それが一番怖いの!!!」とルフィに告げる姿がイメージできます。

ラストノートにかけて、光が差し込むような明るさを持つヘリオトロープの香りが静かに重なります。
生きることを望んではいけないと思っていたが、ルフィの「生きたいと言えェ!!!!」という言葉に対し「生ぎたいっ!!!!」と答える彼女の変化を思わせる香りです。
その後、麦わらの一味に「みんな!!ありがとう」と告げ穏やかな笑みを浮かべる彼女の、辛い過去を乗り越え、仲間と共に旅を続けてゆく姿が目に浮かびます。

全体を通して、艶やかでミステリアスな印象の、キレイな香り立ちです。
ミドルノートに少し渋みも感じられますが、徐々に明るい空気感が広がるフレグランスとなっています。