Donquixote. Doflamingo

ドンキホーテ・ドフラミンゴ|ONE PIECE

トップノートは、ベルガモットのゴージャスな香りから始まります。
煌びやかな服を身にまとい高笑いをする姿や、世界一気高い血族である“天竜人”としての彼を思わせる華々しい香りです。
トレーボルに“王の資質”を持つ『天に選ばれた男』と言われるのも頷けるような雰囲気です。

ミドルノートになると、ほのかに渋みが広がり始めます。
“天竜人”の地位を父親が放棄し普通の生活を送ろうとするものの、元“天竜人”という事がバレてしまい家族で拷問を受けるといったような、彼の壮絶な過去を物語る香り立ちです。
実の父親や、ドンキホーテファミリーを裏切っていた弟のロシナンテを自らの手で殺めてしまうような、残虐な姿もイメージできます。

ラストノートにかけて、ダークな雰囲気を放つオークモスが漂い続けます。
自分たちを二度と受け入れることがなかった天竜人が牛耳るこの世界を、すべて破壊することを誓っている彼の野心を感じさせる印象です。
王下七武海であるにも関わらず海軍に手を出したり、ルフィやローを騙すために『世界政府』の力を使って誤報を流すといった、目的のためには手段を選ばない大胆な一面も感じられます。

全体的に、彼のカリスマ性と傲慢さを感じさせるような、ギラギラとした香りです。
そこへ、ダークさと深みが広がることにより、彼の抱える思いが顔を覗かせるフレグランスとなっています。