Dracule. Mihawk

ジュラキュール・ミホーク|ONE PIECE

トップノートは、研ぎすまされたようなキレのある、サイプレスの香りから始まります。
圧倒されそうなほどに鋭い印象で、“鷹の目”と呼ばれるミホークの、その眼光を思わせるような雰囲気です。
隙が一切感じられない清々しいウッディ系の香りなので、世界最強の剣士としての姿も感じられます。
ゾロとの戦いが終わった後、「おれは 先 幾年月でも この最強の座にて貴様を待つ!!」とゾロに告げるミホークが目に浮かぶようです。

ミドルノートになると、ほのかにクローブの渋みが広がり始めます。
そこにローズのしっとりとした香りが重なり、落ち着いた雰囲気に変わってゆきます。常に冷静沈着であり、自分の強さに絶対的な自信を持ちながらも慢心することのない姿を思わせる香りです。

ラストノートでは、トップノートからのウッディ系のキレが残りつつも、フランキンセンスのソフトな深みが漂い、ゾロの師匠である一面を感じさせてくれます。
『仲間のために強くなる』という目標を見つけたゾロを認め、2年間剣術の稽古をつけたミホークらしい香りです。
そこにふわりと柔らかなムスクも重なります。ペローナやゾロとシッケアール王国の城で暮らしていた時の日常の姿を物語るようです。

ミホークの香りは、全体的に落ち着いた渋みがあり、クラシカルな印象が風格のある余韻を漂わせています。
彼の持つ威厳と信念が感じられるフレグランスです。