Rob Lucci

ロブ・ルッチ|ONE PIECE

トップノートは、ひんやりとしたクラリセージから始まります。
非常に冷ややかな香りで、一切の情も無く任務にあたるルッチという雰囲気です。
ガレーラカンパニーで5年間も働いていながら、上司や同僚であったアイスバーグやパウリーの前に「敵」として現れた時の光景が感じられるようです。
さらにそこに、ガルバナムの苦みが重なり、ハーブの冷感と合わさることで、威圧感のある香りとなっています。CP9史上最も強く冷酷な“殺戮兵器”と評される、冷徹な姿を思わせる香りです。

ミドルノートになると、湧き上がるようなフゼア調の重厚感が出てきます。圧倒的な力を物語りながらも、かっちりとした隙の無さも感じられ、政府の命令という大義名分の下で戦うルッチを思わせます。
さらにトップノートからのガルバナムの苦みの余韻が合わさって、荒々しい香りとなります。ネコネコの実 モデル“レオパルド”で変身し、凶暴な力で戦いを繰り広げるルッチというイメージです。

ラストノートでは、不穏な渋みを持つパチュリが顔を覗かせます。底知れぬ印象のある、ダークな渋みです。
“闇の正義”の名のもとに戦い、殺すことを愉しむルッチの、威圧感と恐ろしさが垣間見えます。

ルッチの香りは、全体的に凍り付くような冷たさと重厚感があります。
任務のためには躊躇いなく無慈悲に力をふるう彼の姿が感じられるフレグランスです。