Seiya

星矢|聖闘士星矢

トップノートは、ほのかに甘みを感じさせるマンダリンが香り、年若い印象から始まります。ギリシアの聖域サンクチュアリで、行き別れた姉に再会するために青銅聖衣ブロンズクロスを手に入れようと戦う、物語冒頭の星矢を思わせる香りです。
その甘さに、カシスの甘酸っぱい香りが加わり、みずみずしさも感じられます。やんちゃで無鉄砲な少年という雰囲気の香りです。

ここからミドルノートになると、トップノートの甘さに重なるように、パチュリの力強い渋みが香り出します。ふわりと軽いヘリオトロープの透明感などもありながら、どこかパワフルな印象が出てきて、戦う聖闘士セイントの姿を思わせる雰囲気になります。
強大な相手でも臆することなく戦う星矢というイメージで、内なる小宇宙コスモを燃やし、ペガサス流星拳を放つ姿が思い浮かぶようです。

ラストノートでは、オークモスのナチュラルで飾り気のない香りへと変化します。そこにアンバーの温かみが重なり、彼の裏表のない優しさや、まっすぐで熱い闘志を感じさせます。
どんな時にも女神アテナや仲間のために闘う星矢の、ひたむきで真っ直ぐな表情が感じられるようです。

トップノートからラストノートまで、年相応な少年らしい明るさのある、ポジティブな印象のフレグランスです。
みずみずしさの奥にある、戦う少年の力強さや温もりを、ぜひ感じてください。