Moritsuki Rei

森月黎|「未定事件簿」

トップノートは、不思議な甘さを持つローリエから始まります。
彼のミステリアスな佇まいが感じられるような、神秘的な雰囲気の香り立ちです。
相手の表情やしぐさから感情を読み解き、事件を解決へと導くような、紳士的ながらも謎めいた森月黎の姿を彷彿とさせます。

ミドルノートになると、この繊細な香りの中に華やかさを与えるように、しっとりとしたローズと、淡い甘さを持つシクラメンの花々が折り重なります。
クラシック音楽を好んで鑑賞していたり、紅茶を振る舞ってくれたりする彼の姿を思わせる、気品あふれる上品な香り立ちです。

ラストノートにかけて、パウダリックなムスクが、ふわふわとまどろむように漂います。
どこか癒されるような穏やかな香りです。精神科医として患者に寄り添い続け、安心させてくれる彼の姿を感じさせるようです。

最初は、澄んだ印象や静けさを感じますが、徐々にゆったりとした空気感が流れ出すように変化してゆきます。
心地よい気配が広がってゆくフレグランスを身にまとって、心休まるひと時を過ごしてみてください。