ファイヤーエンブレムの香りは、力強さと芯の強さを感じさせるような、美しくてセクシーな香りです。

トップノートは、くらりと酔わされてしまいそうな、カルヴァドスの林檎酒を思わせる魅惑的な香りから始まります。
ファイヤーエンブレムの、自らが掲げる信念や誇りを思わせるような、気高さすら感じられる印象です。

ミドルノートになると、内側から熱感を覚えるスパイスの香りが、微かな甘さを纏わせて香ります。
鉄をも融かす程に力強く、そして情熱的に放たれる炎を思わせるような、まさに「ブルジョワ直火焼き」というキャッチフレーズを思い起こすようですね。
烈火の如く、より勢いを増して香り立つので、超一流の炎の使い手を思わせます。

ラストノートにかけて、たおやかな甘さをはらんだバニラやプラムの奥深い香りが、寛容な空気感を漂わせながら優しく香り立ちます。
ファイヤーエンブレムの、懐が深くて世話焼きな表情が感じられるかのような落ち着いた香りです。
ブルーローズの相談を親身に聞いたり、落ち込んでいるワイルドタイガーに対しても明るい調子で慰めてくれるような、些細な変化にいち早く気付き救いの手を差し伸べてくれる優しさが滲む印象です。

決して揺るぐことの無い決意を胸に宿す、醸し出される色気に魅せられる香りです。

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