Ken Ryuguji

龍宮寺堅|東京リベンジャーズ

トップノートは、渋みのあるローズマリーから始まります。東卍の副総長としての姿を思わせる、ビターな印象の香りです。
祭りの日の抗争でバットで殴られた後も20人を相手して倒し、血のハロウィンでは一瞬で10人をぶっ飛ばして「今ぁ準備運動が終わったトコだ」と言うドラケンというイメージです。

ミドルノートになると、ヒノキが真っ直ぐに香り立ちます。彼の誠実さと芯の強さを感じさせる香りです。
親族しか会えないにもかかわらず、少年院に入ったパーちんに毎日のように面会へ行くドラケンを思わせるような印象です。

ラストノートになると、ベチバーの深みが出てきます。皆に厚い信頼を寄せられるドラケンという雰囲気の香りです。
奥深さを感じさせる印象でもあるので、"マイキーの心"と呼ばれる彼も感じられます。愛美愛主との抗争の前、病院で頭を下げ、マイキーにも頭を下げさせて「申し訳ありませんでした」と言うドラケンを思わせるような雰囲気です。マイキーに「下げる頭持ってなくてもいい 人を想う"心"は持て」と話すドラケンが目に浮かぶようです。
そこに重なるように、アニスの甘みも漂い出します。「もうやってらんねー!!」と言いながらもマイキーをフォローし、支えているドラケンがイメージできる香りです。

全体的に揺るぎのない強さを感じさせるような、力強く格好良い香りです。
だんだんと出てくる深みと甘さを、ぜひお楽しみください。