Keisuke Baji

場地圭介|東京リベンジャーズ

トップノートは、ギラギラとしたブラックペッパーの香りから始まります。ほの暗く荒々しい、何を考えているか分からない、少し怖い印象を受けるような香りです。
東卍の参番隊隊長任命式で、「壱番隊隊長場地圭介は本日をもって東卍の敵だ!!」と言ったり、芭流覇羅のアジトで"踏み絵"として松野千冬のことをボコボコに殴っている場地圭介という雰囲気が感じられます。

ミドルノートになると、キレのあるクローブが重たく漂います。力強くもストイックな香りで、一人で戦っていた場地圭介を思わせます。
血のハロウィンで「この時を待ってたぜ」と言って稀咲に攻撃をしかけ、花垣武道に「マイキーを頼む」と告げ、グイっと髪の毛を一つに結んで戦いに向かう場地圭介が目に浮かびます。

ただラストノートは、一転してトンカビーンズの温かい香りに変わります。東卍と仲間を誰よりも大切に思っていることが感じられる香りです。一虎のことを殺そうと思っていたマイキーを実は諭し続けていたり、"一人一人がみんなを守るチームにしたい"という東卍結成時の約束を守るために戦っていた場地圭介を思わせるような、温もりのある空気感が感じられます。

全体的にダークで重たい、威圧感さえ感じるような香りですが、その後ろに引き締まった印象と温かみが潜んでいます。
彼の力強さと、その奥に隠された想いを感じてください。