Naoto Tachibana

橘直人|東京リベンジャーズ

トップノートは、すっきりとしたセージに曇りの無いオゾンが混じります。知性を感じさせるリーフグリーンの硬質な印象も混じり、刑事としての姿を思わせるような、シャープで揺らぎのない香りとなっています。
1回目のタイムリープ後に目覚めた花垣武道の前に現れ、自分は姉を守るために刑事になったと語り、「ボクに協力してください!! 君なら! 姉さんを救える!!」と真剣な顔で話す橘直人が目に浮かびます。

ミドルノートになると、ゼラニウムの渋みが出てきます。姉を助けようとするものの、何度も失敗し苦悩する姿を思わせるようです。
4回目のタイムリープ後の現代で、橘日向が乗る車に千堂敦の車が突っ込んで炎上し、その後彼女の葬式で「なんでだよ?! うまくいったハズなのに!!!」と泣く橘直人が感じられる香りです。

ただラストノートでは、清々しいシダーウッドが真っ直ぐに香り立ちます。何度も姉を失いながらも、何度でも姉を救おうとし、花垣武道を信じて送り出す姿が感じられる香りです。
東卍のトップになると宣言する花垣武道に、呆れながらも「タケミチ君はなんだかんだで これまでミッションを成功させてきましたし」「信じます」と告げ、手を差し出す彼がイメージできます。

全体的に、清潔感を感じさせるような、シャープな雰囲気の香りです。
姉を救おうという意思を物語るかのように、揺るぎなく立ち昇る清々しさが印象的なフレグランスです。