Seishu Inui

乾青宗|東京リベンジャーズ

トップノートは、淡々としたオゾンノートが静かに漂います。さらにクリスタルミントの透明感ある香りが、かすかな輝きのように光を放ちます。
どことなく捉えどころのない、でもしっとりとした香りで、表情のあまり変わらない彼の顔が思い浮かぶようです。
三ツ谷を後ろから棒で殴るときや、聖夜決戦の最後に大寿から離れてゆく時なども、表情もあまり変わらないイヌピーを思わせます。

ミドルノートになると、カスミソウやスズランなどのナチュラルな花の香りとなり、トップノートからの淡々とした印象が続きます。
ですがそこに、グリーンノートの渋みが出てきます。どことなく攻撃的な印象です。黒龍ブラックドラゴンの特攻隊長をしており、八戒や花垣武道たちに「テメェら全員殺してやる」とキレた顔を見せるイヌピーという雰囲気です。

ラストノートになると、一気にホワイトシダーの清々しい香りが出てきます。凛とした印象が、真っ直ぐに立ち昇るようなイメージで、彼の持つ黒龍ブラックドラゴンへの想いを物語ります。
黒龍ブラックドラゴンを再興させようとしており、そのために大寿に声をかけ、大寿をボスと認めて戦っていたイヌピーの想いが垣間見えるようです。

全体的に、さらさらと澄んだ気配が流れるかのような、涼やかな雰囲気の香りとなっています。
淡々とした印象があるものの、その奥にしなやかな光が感じられる、透明感のあるフレグランスです。