Kakucho

鶴蝶|東京リベンジャーズ

トップノートは、ビターなクローブが持つ、落ち着いたスパイシー感から始まります。
そこにフレッシュなガルバナムが湧き上がるように重なり、「天竺四天王筆頭」として戦う姿が思い起こされます。
たった一発のパンチでアングリーや千冬を倒してしまうほど強い鶴蝶、というイメージです。

ミドルノートになると、パチュリの落ち着いた渋みに、クスノキの引き締まった気配が重なって、揺るぎのない印象へと変わっていきます。
“王”であるイザナへの想いを感じるような、奥深い香りです。
イザナに「オマエの為なら喜んで死んでやる」と語りかける鶴蝶が感じられるような香りです。

ラストノートでは、清々しいヒノキが、どこまでも真っ直ぐに香り立ちます。そこにアンバーの温もりが重なって、深みのある雰囲気が感じられます。
常にイザナと共に在った姿を思わせるような香りで、イザナの手を握り、「寂しい思いはさせねぇよ…オレも…今…そっち逝くから…」と笑いながら涙を流す鶴蝶が目に浮かぶようです。

全体的に鶴蝶のフレグランスは、落ち着いた力強さがありながらも、どこまでも真っ直ぐで力強い香りです。
芯の強さが感じられるような、潔い印象のフレグランスとなっています。