KURAMA

蔵馬|幽☆遊☆白書

トップノートは、レッドローズの香りから始まります。そこにゼラニウムの鋭さと冷ややかさが加わり、美しい深紅の薔薇に隠された棘を思わせる香りとなっています。
南野秀一としての姿の後ろに、銀髪の妖狐の姿を隠し持つ蔵馬という雰囲気の香りで、普段は柔らかい印象ながらも、敵には冷酷な性格の蔵馬が感じられます。

ミドルノートになると、ダマスクローズやワイルドローズなどの、種々の薔薇の香りになります。薔薇棘鞭刃や風華円舞陣で戦っていたり、シマネキ草で戦って「皮肉だね 悪党の血の方がきれいな花が咲く」と言う蔵馬のイメージです。

ラストノートでは、オリスとホワイトムスクの混じる、なめらかな香りへ変化します。母親や仲間を大切に思っている姿を感じさせる香りです。
柔らかな香りでもあるので、海藤の領域バトルで海藤をどうやって笑わせたんだと聞く桑原に「企業秘密です」と言う蔵馬や、仙水たちとの戦いで「オレは4人のうち誰が欠けてもいやだ そんなところまできてしまったからな」と言う蔵馬もイメージできます。

トップノートからラストノートまで、深紅の薔薇を思わせる香りが続きます。
ただその中に、冷ややかな印象と、穏やかな雰囲気の両方が垣間見えるフレグランスです。