KOENMA

コエンマ|幽☆遊☆白書

トップノートは、霊界バージョンの幼い姿を感じるマンダリンの香りです。
ただこの幼さは一瞬にして消えて、人間界バージョンの姿を思わせる、スペアミントのシャープな香りへ一気に変化します。頭身の高い、すらっとした青年のイメージです。

ミドルノートでは、ゼラニウムのキレのある香りになります。冷静さを感じさせる香りで、父親のことを告発し、霊界上層部の利権を崩し、霊界と魔界の存在を公にするコエンマという印象です。

ラストノートは、ゆるやかなホワイトムスクの香りに変化します。暗黒武術会の決勝戦で5人目として参加するが、万が一の場合に脱出用のロケットで逃げる準備をしているコエンマという雰囲気で、どこか飄々とした印象もあります。
ただそこに、彼の責任感の強さを語るように、芯の強さのあるサンダルウッドが重なります。仙水の事を、魔封環を使い自分が結界の一部となることで止めようとし、「共に地獄におちよう」と言う姿を思わせる香りです。

トップノートの最初の、幼い姿を思わせる香りから、涼やかな青年の姿へと一気に変化するのが印象的なフレグランスです。
全体的には、飄々とした雰囲気がありながらも、彼の背負った物や、その責任感の強さが見える香りとなっています。