BANRI
SETTSU
(LUCIANO ver.)

摂津万里(ルチアーノver.)|「A3!」フレグランス

【トップノート】
端正なシプレー調の香りから始まります。
どこか品の良さが感じられるため、仕立ての良いスーツに身を包んだルチアーノを思わせます。
しかし、同時に重なるスパイスの微かな熱感が、喧嘩っ早い彼を彷彿とさせます。
犬猿の仲のランスキーと、顔を合わせるたびに喧嘩をしている姿が目に浮かぶような、存在感のある香り立ちです。

【ミドルノート】
しっとりとしたローズが重なり、奥深い甘さが広がります。
ルチアーノが身を置く、危険と隣り合わせながらも魅惑的で大人なマフィアの世界、といった雰囲気が伝わってきます。
また、湿り気を帯びたパチュリが広がることで、香りに少しかげりが出てきます。
ランスキーに裏切られたことに対する怒りや悲しみの感情が伝わってくる、低く漂うようなイメージの香りです。

【ラストノート】
飾り気のないモスの香りで、ミドルノートまでの洗礼された大人っぽい雰囲気から、ナチュラルな空気感へと変化していきます。
ランスキーやベンジャミンと過ごすうちに、彼らを信用していくようになるルチアーノを思わせる香りです。
手術を控えたベンジャミンに優しい言葉をかけたり、ランスキーに背中を預けて戦ったりする彼の、心境の変化が感じられます。

【全体的な香りの印象】
ルチアーノのフレグランスは、彼の余裕ある佇まいが感じられるスマートで格好いい雰囲気から、やがて自然体な空気感へと変化するのが特徴です。
認め合う相棒と出会って心境の変化が生まれていくルチアーノと同じように、十座という良きライバルがいるMANKAIカンパニーと出会い、次第に本気マジで芝居と向き合っていく万里。
イージーモードな人生の中でやっとアツくなれるものを手に入れた彼が演じる、裏切りの世界で信じられるものを見つけていくルチアーノの姿を、香りで感じてみてください。