OMI
FUSHIMI
(WOLF ver.)
【トップノート】
シャープなジュニパーベリーから始まります。
「こんな世界救う価値もない」と思っているような、ゼロと初めて出会った時のヴォルフの非情さを彷彿とさせる香りです。
彼のもつ、圧倒的な威圧感や、どこか険のある雰囲気すらも感じられます。
また、がさついた印象をもつクローブも重なり、少し荒っぽさが出てきます。
緑のない荒廃した世界で一人生き抜くヴォルフの、戦闘能力の高さやシビアな生き方が感じられる香りです。
【ミドルノート】
ゼラニウムの微かな渋みがジワリと
トップノートまでのワイルドな雰囲気はそのままに、一段と重厚感やビターな印象が感じられようになります。
用心棒としてゼロを守るという契約を破棄した時、どこか後ろ髪を引かれている彼の、心残りを彷彿とさせる香りです。
【ラストノート】
温感のあるラブダナムが、ゆったりと広がっていきます。
ミドルノートまでの荒々しい印象から一変して、内側からぬくもりが出てくるようなイメージです。
荒廃した世界をゼロと共に生きると決めた彼の、ゼロに向ける慈愛に満ちた表情が伝わってきます。
【全体的な香りの印象】
ヴォルフのフレグランスは、死と隣り合わせで生きる男の粗削りな印象を思わせるところから、徐々に穏やかな雰囲気へと変化するのが特徴です。
一匹狼で孤独に生きるヴォルフと同じように、那智や大切な仲間を失ったという後悔に囚われて、上手く前に進めずにいた臣。
夢の中で「振り返るな」と那智が背中を押してくれたことにより、過去の事を全て受け止めて、仲間と共に夢を追う覚悟がもてた臣が演じる、一人ではなく、ゼロと二人でこの世界を生き抜く決意を固めたヴォルフの姿を、香りで感じてみてください。
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