AZUMA
YUKISHIRO
(REO KUTO ver.)
【トップノート】
ひんやりとしたクラリセージから始まります。
温度感が低い香り立ちで、浩太と出会った夜の冷たい空気感を思わせる香りです。
人間よりも長く生きることができる吸血鬼であるため、ずっと独りで生き続けている玲央の孤独感が伝わってきます。
【ミドルノート】
ラベンダーの揺らめくような甘さが、ゆったりと広がります。
トップノートのひんやり感が落ち着き、不透明な質感が出てくるイメージです。
自分の事を一切語らない玲央のミステリアスな雰囲気や、孤独を望みながらもどこか縋るような感情を抱える彼と浩太の、繋がりそうで繋がらない距離感を思わせます。
しかし同時に、淡い甘さをもつヘリオトロープが、不透明な印象の中に光を差し込むように重なるため、浩太の優しさに触れた際に見せた、儚げな微笑みも見えてくる香りです。
【ラストノート】
オゾンノートの静けさをたたえた香りが、ひっそりと広がっていきます。
吸血鬼と人間の間にある争いに浩太を巻き込まないために、浩太の目の前から姿を消す決断をした玲央を思わせる香りです。
そこへ、ほのかな温感を宿すトルーバルサムが重なります。もう二度と戻ってはこないけれど、浩太と玲央が共に生きたという思い出は微かに残り続ける、そんなイメージもあります。
【全体的な香りの印象】
九頭玲央のフレグランスは、どこか人間離れした温度や静けさを持つ、ひんやりとした質感が特徴です。
吸血鬼として長く独りで生き続けている玲央と同じように、幼い頃に家族を失い、悲しさや寂しさを抱えながら独りきりで生きてきた東。
少しでも前に進むために仲間たちに自分の過去を曝け出して、MANKAIカンパニーが居場所だと心の底から思えるようになった東が演じる、浩太と過ごす中で彼の中に希望を見出し、それを胸に抱いて生き続ける玲央の姿を、香りで感じてみてください。
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