MASUMI
USUI
(ALICE ver.)
【トップノート】
クールな印象のウィンターグリーンから始まります。
ひんやりとした、硬い質感のある香りです。
学友からの誘いを時間の無駄だからと断ったり、大学の教授に「頭はいいが固いのが欠点だ」と言われるアリスの、理性的で論理主義な一面を思わせます。
【ミドルノート】
ブラックティーの上品な香りが広がっていきます。
教授から差し出された紅茶を飲んだ後に眠ってしまったアリスが、夢の中で不思議の国へと迷い込んだ様子を思わせる香りです。
ゆったりとした香り立ちで、帽子屋がお茶会を開いている時の、優雅なひと時をも感じられます。
そこへ、華やかなローズの香りが重なることによって、徐々に香り立ちが明るく変化します。
不思議の国で様々な登場人物たちと出会い、元の世界に戻る方法を模索していく彼の、自分の深層心理に向き合っていく姿も感じられる香りです。
【ラストノート】
フローラルオゾンの軽やかな香りが広がっていきます。
ミドルノートまでの華やかな印象がほぐれて、眠っているアリスの意識が浮上するような、ふわりとした質感へと変化していくイメージです。
心境の変化が生まれたことによって、目が覚めた後には教授の言葉を素直に聞き入れるようになったアリスの、穏やかな微笑みをも思わせる香りです。
【全体的な香りの印象】
青年アリスのフレグランスは、不思議の国に迷い込んだクールな青年の固い心が、徐々にほぐれていくように変化するのが特徴です。
他の大学生と違って余暇をすべて排除していたアリスと同じように、どうすれば監督が褒めてくれるのか、喜んでくれるのかを考えた結果、完璧を求めすぎて自分の感情を抑えてしまっていた真澄。
しかし、仲間と向き合い、押し殺していた感情を発露していくようになったことによって、いつの間にか芝居が楽しくなっていたことに気付き、自分たちらしい芝居ができるようになった真澄が演じる、自分に足りなかったものは黄金の余暇だという答えを受け入れるアリスの姿を、香りで感じてみてください。
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