【トップノート】
レモンのピュアな甘さはありますが、ミドルノートにある花の香りがトップノートでも既に感じられるため、可憐な印象から始まります。
祓魔屋の庭に閉じこもっていた頃の、体が弱く引っ込み思案だったしえみのイメージです。
おっとりとしたかわいらしい印象がありつつも、自分に自信がない様子が思い浮かびます。

【ミドルノート】
ピオニーをはじめとする、花々の華やかな香りが出てきます。
祓魔塾に入塾するだけでなく、ついに高校編入も決意したしえみ。そんな彼女の、自分を鍛えようとどんなことにも前向きに取り組む姿勢が思い浮かびます。
出雲から「図太い」と言われるほど、前向きで真っ直ぐな性格のイメージで、彼女の精神的な成長を感じられる香りです。

【ラストノート】
アンバーの温かみある穏やかな香りに、ほんのりピーチの甘さを重ねた、優しい印象の香りです。
ニーちゃんと共に、植物を操ることで味方をサポートするしえみのイメージです。
ピンチに陥る仲間を励まし、優しく微笑みながら助けてくれる彼女の、包容力が伝わってきます。

【全体的に】
杜山しえみのフレグランスは、かわいらしいおっとりとした印象はもちろん、ほっとする安心感をもたらしてくれるのが特徴です。
最初は気弱でおどおどしていたしえみが、祓魔塾で様々な任務を経験して自信をつけていく姿を感じながら、ゆったりとした香りで癒されてみてください。

©加藤和恵／集英社・「青の祓魔師」製作委員会