隠してきた痛みと向き合って
過去の“私”と決別するための香り

ふわりと立ち込める上品なローズの香りは、何にも代えがたい美しさを引き立てる深紅のルージュのよう。
奥深くに眠るウードの渋みが秘めた孤独の深さを物語るも、その臆病な心に決意を宿すように、深みを帯びたパチュリが力強く広がってゆく。
満たされない日々に別れを告げて、明日へと進むためのフレグランス。

TOP:

Damask Rose, Saffron

MIDDLE:

Oud, Centifolia Rose, Musk

LAST:

Ambergris, Patchouly

幾重（いくえ）もの哀しい夜を超えて
自由を掴んだ“私”のための香り

甘酸っぱいカシスとプラムの小悪魔めいたハーモニーが、いたずらな笑顔を伝えるように香り立つ。
その後ろでは不透明なバニラがゆったりと広がり、人知れずほの暗さを滲（にじ）ませる。それは不安定に揺れる心の寂しさか、揺るがぬ自分のために纏う心のヴェールか。
煌びやかな世界に心の叫びを隠して、強（したた）かに生きるためのフレグランス。

TOP:

Cassis, Bergamot, Apricot

MIDDLE:

Geranium, Plum, Jasmine, Vanilla

LAST:

Cedarwood, Amber, Honey