【トップノート】
ペアやオレンジといったフルーツの香りで、まろやかな印象があり、温かみを感じさせます。
山田太郎の人柄の良さや、素朴な少年らしさが思い浮かびます。
清峰葉流火や藤堂葵らとは違い目立った実績はないものの、相手の気持ちに寄り添い、誰からも好かれる優しさを持った山田太郎の雰囲気が伝わってくる香りです。

【ミドルノート】
マグノリアの静かな香りが出てきます。
ほんのり甘みはありますが、清らかな印象です。
トップノートの、ともすれば子供っぽいかわいらしさが落ち着いて、凛とした香りが広がります。
小手指に入学し天才達に囲まれながら、次第に一塁手（ファースト）としての才覚を見せていくイメージです。

【ラストノート】
マリンノートの軽やかさを帯びたアンバーの温かみにより、ミドルノートの静けさが引いて、軽やかさと明るさが出てきます。
安心感をもたらす香りからは、山田太郎の持つ、相手を気負わせないナチュラルさや親しみやすさが伝わってきます。
藤堂葵のイップス克服に大きく貢献した彼の一番の強みでもある、懐の広さが感じられる香りです。

【全体的な香りの印象】
山田太郎のフレグランスは、全体的に柔らかく親しみやすい香りです。
グラウンドに留まらずベンチの味方を含め、チーム全体をまとめあげる信頼の厚い山田太郎の、堅実さや包容力を感じてみてください。

©みかわ絵子／集英社・KADOKAWA・MAPPA