GAELIO BAUDUIN
【トップノート】
さっぱりとしたシトラスやペアのみずみずしい香りから始まります。
名家の出身であり、監査局ではマクギリスの補佐官であり、それなりの地位や権力のある立場でありながら、職務態度や周囲に向ける表情がフランクなガエリオの、親しみやすさが伝わってくるようです。
一方で、そうした権力を笠に着ない態度をとっているものの、価値観は権力者の思考から逸脱できていないといった、軽薄さまでもが感じられます。
【ミドルノート】
ネロリやチュベローズといった品のある香りが出てきます。
トップノートの軽やかさから、香り立ちが凛と引き締まっていくイメージです。
親友だと思っていたマクギリスに裏切られ復讐心を宿すものの、ジュリエッタに、尊敬し信頼できる人のために戦うことの正しさを説くガエリオ。
そんな彼の、マクギリスとの決別の果てに、地に足のついた考え方ができるようになったという成長が感じられる香りです。
【ラストノート】
ヘリオトロープやバニラの静かで穏やかな香りが出てきます。
凛々しさが際立っていたミドルノートに比べると、再び親しみやすさが戻ってくるような変化があります。
終戦後、車椅子生活を余儀なくされているものの、ジュリエッタに軽口を叩き食事に誘ってフランクに接しているガエリオの、かつての雰囲気が戻ってきた様子が感じられる香りです。
【全体的に】
ガエリオ・ボードウィンのフレグランスは、名家出身らしい品の良さはあるものの、軽やかで程よくカジュアルな雰囲気をまとっているのが特徴です。
人との繋がりを大切にし、信頼という、甘さとも強さともとれる関係を武器に親友へ立ち向かった彼の成長を感じてみてください。
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