SUZAKU
【トップノート】
リーフグリーンの涼やかな香りから始まります。
最初から、ラストノートにあるバニラの甘みがほんのり感じられるため、優しい印象の香り立ちです。
名誉ブリタニア人として従軍してはいるものの、ルルーシュやアッシュフォード学園の生徒会の面々と接する時は、親しみやすい雰囲気のスザク。
そんな彼の素顔が感じられる香りです。
【ミドルノート】
アイリスやバイオレットといった、華やかな花の香りが出てきます。
ナイトメアフレーム「ランスロット」を操り、劣勢を一気に逆転してしまうような、優秀な軍人としてのスザクのイメージです。
国を内側から変えるという、ルルーシュとは違った方向性の正義感を宿していることが伝わってくる、清らかな香りです。
しかし、10代の少年とは思えないほどに大人っぽく穢れのない印象の香りでもあります。
ユーフェミアを喪った後、ナイトオブセブンとして活躍しながらも、フレイヤを放ち多くの犠牲を出してしまったスザク。
そんな彼の、少しでも傷つけば壊れてしまいそうな、精神的な危うさも感じられます。
【ラストノート】
トップノートから感じられたバニラのまろやかな甘みが、より一層感じられるようになります。
そこにサンダルウッドの落ち着いた香りが重なることで、ミドルノートまでの清らかさから重たい印象へと変化します。
ルルーシュからゼロを受け継ぎ、黒い衣装に身を包んだスザクのイメージです。
「生きろ」というギアスを胸に、ルルーシュの築いた平和を守ろうという、強い覚悟も感じられる香りです。
【全体的に】
枢木スザクのフレグランスは、最初から最後まで一貫して清らかな印象ですが、その混じり気のなさに、繊細さや力強さが感じられるのが特徴です。
親友ルルーシュと敵対しなくてはならない苦しみや怒り、そしてそのルルーシュを手にかけるというやるせなさを抱えつつも、世界のために己を捧げ続ける彼の、高潔で強靭な精神力を感じてみてください。
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