SOL BADGUY

ソル=バッドガイ|「GUILTY GEAR -STRIVE-」フレグランス

【トップノート】
ガルバナムのガサついた質感と、オレンジのフレッシュな香りから始まります。
ぶっきらぼうな口調で、一見すると粗野な印象を受けるソルの態度を思わせる香りです。
身の丈ほどもある大剣を持っていながら、殴ったり投げたりの近接格闘をファイトスタイルとしているような、大雑把な様子も感じられます。

【ミドルノート】
クローブの香りが重なることで、熱感や雑味感が増していきます。
炎の法力を得意とするソルの爆炎凄まじい技の数々が思い浮かぶ、力強い印象の香りです。
トップノートに比べるとジリジリとした渋みが増すので、ヘッドギアを外し、ギア細胞の力を解放したドラゴンインストールの雰囲気も感じられます。
一方で、クローブ特有のじんわりとした甘みもあり、トップノートに比べるととっつきやすいような印象も出てきます。
かつては復讐のために独りで闘っていたソルが、カイやレオ達と共に「慈悲なき啓示」を倒すといった、周囲と馴染んでいく姿も感じられる香りです。

【ラストノート】
シダーウッドやパチュリのドライな香りが出てきます。
これにより、どっしりと重心を低く構えたような、落ち着きと深みが感じられるようになります。
ミドルノートの雑味感も和らぎ、微かな甘さが余韻を残す香りからは、思慮深い科学者であり、恋人を想うフレデリックとしての姿が感じられるようです。
ジャック・オーを、アリアではなくジャック・オーとして尊重し、彼女の隣で暮らすことを決めたソルが、穏やかに余生を過ごす様子が伝わってくる香りです。

【全体的に】
ソル=バッドガイのフレグランスは、力強く勇ましい印象がありながらも、どこか科学者らしい落ち着きさえ感じられる、骨太な香りが特徴です。
生来の不器用さと、ギアの力を宿していることで、周囲と馴れ合うことのなかったソル。
そんな彼が、カイやジャック・オー、アクセルなど、多くの縁を紡ぎながら、長きに渡る復讐の物語に幕を下ろす、その半生を感じてみてください。