軽やかに漂うネロリが想わせるのは、明るくチャーミングな少女の姿。
ライラックのみずみずしい明るさが次第に香り立ち、初夏の光にあふれる窓辺のようにキラキラと輝きを振りまく。
花々の曇りのない甘さが響き合うように香る、清々しいフレグランス。

弾けるようなシトラスフローラルが奏でる、天真爛漫でピュアなハーモニー。
レモンのジューシーなトーンがジャスミンの優しさと交じり合うと、あまずっぱさがどこまでも爽快に広がってゆく。
しなやかな明るさがもたらす魅力に、胸が高鳴るフレグランス。

新緑の風を想わせる爽やかなシトラスグリーンがもたらす、健やかな香り。
躍動感のある清々しさが胸いっぱいに広がるも、その奥には少し幼いフルーティーな甘さがひっそりと潜んでいる。
未完成な少年を想わせるその純粋さに、心揺らされるフレグランス。

優しく香るベリーに、しとやかなシクラメンが重なる、フェミニンな甘さ。
透明感のあるフローラルから、徐々に凛としたホワイトシダーの落ち着きが香り出し、清らかで滑らかな気配が流れ出す。
心が癒されるような香りにふんわりと包まれる、麗しいフレグランス。

もぎたてのマンダリンが放つ明るい甘さから、次第に艶やかなカシスの香りへ。
花々の咲き誇る朝の庭を想わせる生き生きとした気配が、忘れていた日々の輝きを取り戻すように豊かに香り立つ。
華やかさと繊細な美しさに満たされる、魅力的なフレグランス。

みずみずしいフルーツと涼やかなマリンノートが織りなす、伸びやかな調べ。
スポットライトの眩い光のような輝きを帯びたその香りに重なって、やすらぎを与えるようにクリスタルムスクが柔らかく揺蕩（たゆた）う。
そっと寄り添うぬくもりにほっとする、飾り気のないフレグランス。

透き通った氷を思わせる、シトラスノートとオゾンノートの混じり気のない香り。ハニーサックルの滑らかな甘さが重なれば、思わず触れてみたくなる淡雪が舞う。辺りに立ち込めるのは、胸に染みるほどに澄んだホワイトシダー。
それは北の大地で育（はぐく）まれた、チャーミングな少女がもたらす特別な時間。
純白の季節を共に過ごす、心なごむフレグランス。