Katsuki Bakugo
【トップノート】
熱感のあるカシアとクローブが、勢いよく立ち昇ります。
彼の爆破の“個性”を思わせる力強い香り立ちで、爆破の火力が最大限発揮されているところがイメージできます。
湧き上がるような印象もあるため、「自分がNo.1のヒーローになる」と豪語する彼の、確固たる自信や信念までもが伝わってくるようです。
【ミドルノート】
くぐもった質感をもつスモーキーノートが広がります。
強力な爆破の後に立ち昇る、広範囲に及ぶ煙を思わせる香りです。
また、その煙が視界を覆うように不透明な質感へと変化するため、いつも後ろにいた緑谷出久の背中をいつの間にか追うようになってしまったこと、オールマイトに認められて強くなっていく緑谷出久に反して、自分はオールマイトを終わらせてしまったことを思い悩むような、心のわだかまりを抱えて苦悩してきた姿までもが感じられます。
【ラストノート】
ナチュラルなモスの香りで、ミドルノートまでの重厚感や刺激的な空気感が、徐々に穏やかな雰囲気へと変化します。
更にそこへ清々しいシダーウッドが重なることにより、少し香り立ちが晴れやかになるイメージです。
緑谷出久に自分の内に抱えていたものを全て打ち明け、そして「今までごめん」と謝る爆豪勝己。
その後、緑谷出久を含め、市民や街の人も、もれなく勝って
【全体的な香りの印象】
爆豪勝己のフレグランスは、彼がその手のひらから打ち出す爆破の勢いや火力が感じられるのが特徴です。
一方で、時間が経つ毎に香り立ちが晴れやかに変化するため、彼の「勝って
その天才的な能力故に自信家で荒っぽく、しかし同時に自分の理想でもあるオールマイトを超えるという揺るがぬ信念を抱えて突き進んでいく彼の軌跡を、香りで感じてみてください。
©堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会