Shoto Todoroki
【トップノート】
研ぎ澄まされたハーバル調の、冷ややかな気配から始まります。
彼の“個性”の一つである半冷を思わせる冷たい印象の香り立ちで、巨大な氷を作り出し、その場の誰をも圧倒する轟焦凍の実力が感じられるイメージです。
戦闘においては
【ミドルノート】
アニスやシナモン、ナツメグといったスパイスの香りが広がっていきます。
内側からジワジワと熱感が出てくるイメージで、緑谷出久と戦ったことにより、ずっと封印し続けてきたもう一つの“個性”半燃を使用しだした轟焦凍が感じられる香りです。
緑谷出久に触発され、エンデヴァーへの否定以前に、自分も純粋にヒーローになることを志していたことを思い出したり、自分の経験があったからこそ、復讐に囚われてしまっている飯田天哉に「なりてえもんちゃんと見ろ!!」と伝えたりするような、心境の変化が感じられます。
【ラストノート】
心地よい温度感をもつオリバナムが、ゆったりと漂います。
半冷と半燃が混じり合い、人肌のような温度感が広がっていくイメージです。
緑谷出久に「冷たい炎みたいだ」と言われたように、双方の“個性”を受け入れ、自分だけの“個性”として完成した様子が感じられます。
また、たとえ望まれなくとも救い出すために、母親と再会を果たしたり、無理にでも
【全体的な香りの印象】
轟焦凍のフレグランスは、最初は凍てつくような冷たい香り立ちですが、時間が経つ毎にスパイスの熱感と混じり合い、最終的には心地よい気配が広がるようになるのが特徴です。
最初はエンデヴァーを完全否定することのみに目を向けていた轟焦凍が、仲間と過ごす時を経て、少しずつ自分の中に生まれた変化と向き合い、なりたい自分へ近づいていく軌跡を、香りで感じてみてください。
©堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会