Fumikage Tokoyami

常闇踏陰|TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』フレグランス

【トップノート】
しっとりとしたオゾンノートの、クールな印象から始まります。
辺りに静寂が広がるイメージで、テンションが低い香り立ちです。
“個性”黒影ダークシャドウを擁する彼が、光の当たらない暗がりの中で静かに佇んでいる姿が思い浮かぶようです。
また、スマートで格好いい印象の香りなので、「深淵闇躯ブラックアンク」や「宵闇より穿つ爪」といった技名をつけるような、「中二病ダークヒーロ―」らしいところも感じられます。

【ミドルノート】
バジルの渋みがジワリとにじみ、トップノートよりも一際香り立ちが濃く深くなります。
闇が深まるほどに“個性”が強力になっていくイメージです。
また、渋みと共にグリーン調の香りが出てきて、徐々に香りが引き締まっていくように変化します。
ホークス事務所での職場体験で、自身のぞんざいな待遇への悔しさを原動力に、空を飛んで先に行くホークスの背を追って必死に着いていこうとする彼の、ストイックで努力家な一面を思わせる香りです。

【ラストノート】
ムスクの柔らかさにより、穏やかな香り立ちへと変化していきます。
ミドルノートまで感じられていた渋みが落ち着いていくイメージです。
闇の濃さに呑まれることなく安定して“個性”を使いこなす常闇踏陰を思わせる香りです。
また、自身の“個性”が暴走してしまっても真っ先に友の身を案じたり、荼毘との戦闘で重傷を負ったホークスに「薄汚くなどないぞホークス!!」「信じてる!皆信じてる!正しいことをしたんだと!」と涙ながらに訴えかけるような、普段は冷静で物静かな彼の中にある情の深さが感じられます。

【全体的な香りの印象】
常闇踏陰のフレグランスは、深い闇に溶け込む雰囲気がありながら、とても格好いい香り立ちなので、彼のクールな佇まいが感じられるのが特徴です。
また、時間が経つ毎に香り立ちが濃く深くなっていくのに比例して、彼の“個性”もより洗練されて磨かれていくようなニュアンスもあります。
1年A組の中でも指折りの実力者である常闇踏陰の、“個性”においてもヒーローとしても成長を遂げていく様子を、香りで感じてみてください。